国花とは、その国を象徴する花のこと。
ウクライナの国花はひまわりですが、その理由について調べると少し面白い事がわかりました。
ウクライナの国花がひまわりなのはなぜ?
ウクライナはひまわりの生産量が世界一多い国だから、というのはご存じの方も多いかと思います。
「なぜ生産量が世界一になったのか」という歴史を紹介しますね。
ひまわりは断食期間の貴重な食糧だった
元々、ひまわりが誕生したのは北アメリカで、紀元前1500年頃からインディアンにより食用として栽培されていました。
その後、スペイン人がヨーロッパに持ち帰った事でひまわりは世界に広まっていきました。
やがてウクライナやロシアにひまわりが伝わったのは16世紀頃の事です。
ウクライナやロシアには正教会がありますが、古くから聖枝祭(せいしさい:キリストのエルサレム入城を記念する祝日)前の40日間は断食をするという期間があり、現在でも信仰心のあついキリスト教徒の多くが、一部の食事や贅沢品を断つ習慣があります。
当時の断食は、ほとんどの油脂食品が禁止とされていましたが、伝わったばかりのひまわりは禁止リストに載っていませんでした。
ひまわりの種からは油が採れるので、断食中の貴重な油分の食糧として民衆に広まり、多く生産されるようになったのです。
ひまわりの花言葉
ウクライナの国花ひまわりの花言葉はどのような意味があるのか紹介しますね。
ひまわりの花言葉は、ひまわり全体の花言葉と、色や本数、種類別の花言葉があります。
ひまわり全体の花言葉5つ
ひまわり全体を表す花言葉を5つ紹介しますね。
どれもポジティブな意味を持っています。
①「私はあなただけを見つめる」
ひまわりが太陽に向かって咲く性質に由来し「あなただけみつめる」という意味があります。
②「崇拝」
ひまわりが太陽を慕い崇拝しているイメージから由来し「崇拝」という意味があります。
③「情熱」
ひまわりは夏の暑さや日差しの中、元気に生き生きと花を咲かせるイメージから由来し「情熱」という意味があります。
④「あなたは素晴らしい」
ひまわりが太陽の光を浴びて美しく咲き誇るイメージから由来し「あなたは素晴らしい」という意味があります。
⑤「あなたを幸せにします」
ギリシャ神話で、激怒した太陽の神アポロンが恋人のクリュティエをひまわりの姿に変えたにも関わらず、クリュティエの愛はひまわりになっても永遠に続いた事から「あなたを幸せにします」との花言葉がつけられました。
色別のひまわりの花言葉
ひまわりには色別の花言葉があります。
・黄色やオレンジのひまわり「未来を見つめて」
・白色のひまわり「程よき恋愛」
・紫色のひまわり「悲哀」
大きさ別のひまわりの花言葉
花の大きさによっても花言葉が変わります。
・小輪のひまわり「高貴」「愛慕」
・大輪のひまわり「偽りの愛」「にせ金持ち」
本数別のひまわりの花言葉
バラも本数別の花言葉がありますが、ひまわりも本数別の花言葉があります。
・1本「一目惚れ」
・3本「愛の告白」
・7本「密かな愛」
・11本「最愛」
・99本「永遠の愛」「ずっと一緒にいよう」
・108本「結婚しよう」
・999本「何度生まれ変わってもあなたを愛す」
108本持つのはすっごく重そうですよね!
まとめ:ウクライナの国花ひまわりは食べるも見るも良し
こちらの記事では、ウクライナの国花がなぜひまわりなのかについてや、花言葉について紹介しました。
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ウクライナはひまわりの生産量が世界一多い国です。
なぜ生産量が多くなったのかは、断食の際の油分がとれる食料として民衆にひろまったからです。
⇒ひまわり全体の花言葉5つ
⇒色別のひまわりの花言葉
⇒大きさ別のひまわりの花言葉
⇒本数別のひまわりの花言葉
ウクライナの国花である花言葉は、青空の元大輪を咲かせるひまわりのポジティブさと太陽に向かって咲く一途さの意味を多く持ってますね。