手島圭三郎の最新作とおすすめ絵本の紹介

北海道紋別市出身の版画家、絵本作家である手島圭三郎さんは、野生動物を主人公にした数々の絵本を描かれていますね。

北海道の自然と野生動物の織り成す幻想的な世界は、圧倒的な存在感で見る人を惹きつけます。

こちらの記事では手島圭三郎さんの絵本の最新作や、おすすめの絵本について紹介していきたいと思います。

手島圭三郎さんの最新作やおすすめの絵本について気になっている方は是非読んでみてくださいね。

手島圭三郎の最新作は?

手島圭三郎さんの最新作の絵本は、2021年4月9日発売の
きたきつねとはるのいのち (いきるよろこびシリーズ)』です。

冬に生まれた子どものために、きたきつねのお父さんが食べ物をさがしに出かけるお話です。

冬を生き抜いたヒグマの親子や、つがいのあかげら、雪ウサギなどの動物たちが、嬉しそうにしているのを感じます。

蝶が舞い、福寿草が咲く春の祝祭で春が来るのを感じます。

力強い版画とシンプルな彩色で、生きる喜びや希望の春を感じられるダイナミックな絵本です。

版画で表現されている冬の空気感に、不思議と寒さを感じます。

生き生きと、淡々と、自然の強さと美しさを感じる事のできる素晴らしい作品です。

手島圭三郎のおすすめ絵本の紹介

手島圭三郎さんの絵本は、北海道の豊かで厳しい自然を舞台に、懸命に生き抜く動物や植物の姿を、力強くも美しい版画で描き、世界からも高い評価を受けています。

数々の絵本を描かれている手島圭三郎さんですが、その中から厳選したおすすめ絵本を紹介したいと思います。

手島圭三郎デビュー作『しまふくろうのみずうみ』

昭和56年(手島圭三郎さんが46才の時)に『日本版画協会展(東京上野美術館)』で発表した、シマフクロウが夜の湖で魚をとっている版画作品が出版社の目にとまり、絵本づくりの企画が生まれました。

木版画の美しさを特徴とし、童話、童画にならないリアルな自然のままの世界を表現し、幼児から大人まで読める絵本製作の企画だったそうです。

手島圭三郎さんの絵本のテーマとなった、動物の生きる姿の美しさ、力強さ、背景の大自然の息吹きを感じる世界はここからはじまりました。

 

1982年に発売された絵本『しまふくろうのみずうみ (北の森の動物たちシリーズ)』は、絵本にっぽん賞を受賞しました。

北海道の誰も知らない静かな湖の、しまふくろう親子の一夜を描いた作品で、子どものために夜明けまで何度も交代で魚を捕りに行くお父さんとお母さんの姿が版画を通して、力強く再現されています。

ページをめくるたびに引き込まれていく力強い版画の世界に、幼児から大人まで魂を揺さぶるような感動を与えられる作品となっています。

ボローニャ国際児童図書展グラフィック賞受賞作『きたきつねのゆめ』

きたきつねのゆめ (北の森の動物たちシリーズ)』は、北国の厳しい自然の中でしっかりと息づいているキタキツネの、少し不思議でファンタジーなお話です。

漆黒の夜空に浮かぶ、真っ白なうさぎのコントラストは、ため息が出る程美しいです。

とても温かで幸せに満ちたキタキツネの夢にじんわりと感動してしまう人も多いのではないでしょうか。

版画の光と影が本当に美しい作品です。

世界の絵本ベストテン入り『おおはくちょうのそら』

おおはくちょうのそら (北の森の動物たちシリーズ)』は、冬から春にかけての静かで悲しいおおはくちょうの家族のお話です。

子どものことが心配だけど旅立たなければならない親の気持ち、家族を見送る飛べない子どもの気持ちがひしひしと伝わってくる、自然界の厳しさを感じさせられる一冊です。

涙無くしては読めないほど親子のもの悲しい情が伝わります。年齢を問わず読んでほしいおすすめの絵本です。

しまふくろうの夫婦の姿を描いた作品『しまふくろういきる』

しまふくろう いきる (いきるよろこびシリーズ)』は、独り立ちをしたしまふくろうが伴侶を得て子供を送り出し最期の別れをむかえるまでを描いた作品です。

夫婦はどうあるべきか、家族はどうあるべきか考えさせられる絵本です。

愛を育み、子をそだて、家族を作ってゆく姿に可愛らしさを感じる事ができ、その強さと慈愛は眼の表情からあふれ出ています。

先立った夫を愛し抜いた妻の鳴き声が響く夜の山のシーンはとても美しく、命の一部始終に心を揺さぶられるおすすめの作品です。

まとめ

手島圭三郎さんの最新作の絵本は、2021年4月9日発売の
きたきつねとはるのいのち (いきるよろこびシリーズ)』です。

冬に生まれた子どものために、きたきつねのお父さんが食べ物をさがしに出かけるお話です。

 

その他、おすすめの絵本を4冊紹介させていただきました。

しまふくろうのみずうみ (北の森の動物たちシリーズ)』は絵本にっぽん賞を受賞しました。

きたきつねのゆめ (北の森の動物たちシリーズ)』は、北国の厳しい自然の中でしっかりと息づいているキタキツネの、少し不思議でファンタジーなお話です。

おおはくちょうのそら (北の森の動物たちシリーズ)』は、冬から春にかけての静かで悲しいおおはくちょうの家族のお話です。

しまふくろう いきる (いきるよろこびシリーズ)』は、独り立ちをしたしまふくろうが伴侶を得て子供を送り出し最期の別れをむかえるまでを描いた作品です。

私は個人的には、『おおはくちょうのそら』が大好きです。自然界の厳しさと親の気持ち、子の気持ちが切なく、読んだ後の余韻がものすごく感じられます。

 

どの作品も心に響くものがあり、版画の世界はとても美しく力強く引き込まれてしまいます。

お子様の読み聞かせにも良いですし、大人も十分に楽しめる作品ばかりですので是非一度読んでみてくださいね。

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