デザインのコツってあるの?
そう疑問を持っていらっしゃる方もいると思います。
デザインに挑戦してみたいけど、どうやって作ったら良いか分からない方へ、デザインのコツと考え方を紹介します。
デザインのコツをデザイン初心者の方へ解説します
デザインのコツとはどのような事があるのでしょうか。
デザインのコツとは、考え方とデザインの引き出しの多さだと私は考えます。
デザインとかやった事ないからよくわからないという方へ、順序立てて説明していきます。
デザインのコツ①何が伝えたいか書き出してみましょう
まずは、自分の作りたいデザインで、誰に何が伝えたいかを明確にしていきましょう。
例えば、名刺を作る時、「自分の事を知らない人に自分の名前と役職を覚えてもらいたい」という目的がありますよね。
自分のお店のポスターを作りたい時、ポスターで一番大事な伝えたい事は何か考えてみましょう。
セールの情報ですか?新作入荷の情報ですか?
伝えたい要素を明確にするために、メモ帳などに書き出してみましょう。
デザインのコツ②つくりたいデザインのイメージを決めよう!
あなたの作りたいデザインのイメージを考えてみましょう。
まずはざっくりとしたイメージで良いと思います。
名刺でしたら、「清潔感があるイメージ」「元気なイメージ」「真面目なイメージ」など色々考えられますよね。
パン屋さんのチラシだったら、「親しみのあるイメージ」「オシャレなフランスっぽいイメージ」など浮かぶのではないでしょうか。
誰に見てほしいか対象を絞ってみると、イメージもわきやすいかと思います。
子供に見てほしい場合は、カラフルで元気でなイメージがいいなとか、その中でも男児と女児に分けて考えるとまたさらにイメージが固まりやすくなるかと思います。
この時、イメージカラーを絞れる方は絞ってみてください。
デザインのコツ③既存のデザインを調べよう
デザインのコツ①で決めた「何が伝えたいか」という項目と、デザインのコツ②で膨らませたイメージをもとに、既存のデザインでどのようなものがあるか調べてみましょう。
まずはインターネットで画像検索を行います。
SNSが使える方はTwitterやInstagramでの検索もしてみてください。
たくさん資料を集めましょう。
見るだけではなく、後から見返せるように画像を収集して保存する事をおススメします。
そして、名刺やポスターといった、自分の作りたいデザインの資料だけでなく、イメージに合うものは資料を収集しましょう。
例えば、アンティークな雰囲気のポスターを作りたい場合は、アンティークの家具や時計、西洋絵画などの資料を集めるのも良いと思います。
また、実際に商品や絵などを見に行くのも良い手段です。
雑誌のスクラップを集めてみるのも良いでしょう。
たくさん集めて、デザインの引き出しを多くしましょうね。
デザインのコツ④スケッチブックに描いてみよう
デザインのイメージは大分固まってきたのではないでしょうか。
では、作りたいものをスケッチブックにおおまかに描いてみましょう。
パソコンのソフトなどでざっくりイメージを作ってみても良いです。
今の段階ではモノトーンで構いません。
この作業を、レイアウト作成と言います。
作りたいデザインのカンバスの中のどの辺に、どのくらいの大きさで文字や商品の写真などを置くか考えてみましょう。
一番伝えたい文字や画像を始めにドカンと載せてみてください。
デザインのコツ③で集めた資料の中で、イメージにピッタリのものがあれば時折観察してみてください。
100%真似するわけではなく、どの場所に、どのくらいの大きさの文字を使っているかなどを確認してみてください。
きっと参考になるはずです。
そして、次に伝えたい文字や、その他の文字を入れてバランスを調整してみましょう。
デザインのコツ⑤色をつけてみよう
レイアウトが大体決まったら、次は実際にデザインを作っていきます。
デザインのコツ④で決めたレイアウトを実際に作ってみましょう。
作ったデザインに、色をつけてみてください。
デザインのコツ③で集めた資料を参考に、どのような色使いがイメージに近いか、まずはまねっこしてみましょう。
どうですか?この時点で結構良いデザインになっているのではないでしょうか。
それは、あなたがしっかりと誰に何を伝えたいか明確にしたのと、どのようなイメージでつくりたいのか明確にしたからです。
この考え方がデザインする時にとても大事なコツなのです。
デザインのコツ⑥全体のバランスを見てみよう
大分良い感じに出来上がってきたデザインを、一度客観的に見てみましょう。
まずは一番伝えたい文字、きちんと読めますか?
読みにくかったらフォントを変えてみたり、フォントの行間を空けてみたり、色やフォントの太さを微調整してみましょう。
また、文字の内容とフォントの形が合っているか確認しましょう。
たとえば「うれしい、たのしい」という文字や「かわいい」という文字は、もう少し丸みのある文字でもよかったりしませんか?
「激安」という文字は、もう少し激しい筆文字の方が似合うかもしれませんよ?
フォントを変えて試してみましょう。
次に、伝えたい文字の内容の背景がごちゃごちゃしすぎて、文字が読みにくくなっていませんか?
全体的にごちゃついてしまうと、パッと見た時に文字が印象的に見えてきません。
背景を整理してみましょう。
どうしたらスッキリ見えるかな?とか、もう少しデザインの要素を足したいな、と思ったら、
デザインのコツ③で収集した資料をよく観察してみましょう。
きっと答えがみつかるはずです。
デザインのコツ⑥誰かに意見を聞いてみよう
さぁ、出来上がったあなたのデザインを誰かに見てもらいましょう。
感想を聞く事で、もう少し修正してみようかなと気付く部分が出てくるかもしれません。
思いのほか良くできて、もう1パターン作ってみようかなと思えるかもしれません。
誰かに意見を聞いたり、自分で他のパターンも作って見比べたりする事で、あなたのデザイン力はどんどん上がっていきます。
まとめ
デザインのコツとは、デザインをする時の考え方とデザインの引き出しを多く持つ事です。
誰に何を伝えたいか、どのようなデザインイメージにしたいか、しっかりと考えるところから始めてみてください。
そして、デザイン引き出しの多さとは、資料をたくさん集める事です。
資料を集めてデザインを脳内にインプットし、自分のデザインにアウトプットしてみてください。
あとは、わずかなパソコンソフトのスキルや、手描きのスキルさえあれば上手くデザインできるでしょう。
それでは、デザインを楽しんでみてください!
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