日本沈没はありえるのか?現実に起こる可能性と最後に残る場所は?

「日本沈没」は1973年に刊行された日本のSF小説で、小松左京さんが原作者です。

数々の映画やドラマ、アニメになっていますね。

やはり気になるのは、日本沈没は現実にありえるのかという点です。

現実に起こる可能性と、もし実際に日本沈没が起こった場合、最後に残る場所はどこなのかを探ってみようと思います。

日本沈没がありえるのかどうか、現実に起こる可能性や、最後に残る場所がどこなのか気になっている方は是非読んでみてくださいね。

日本沈没はありえるのか?現実に起こる可能性は?

日本沈没が本当にありえる話なのかどうか、現実に起こる可能性はあるのか考察をしてみましたが、

結論としましては、現状の日本は沈没の可能性はありませんので安心してください。

日本沈没が現実に起こるかどうかを考察するにあたり、調べた事実を以下に記載しています。

 

現状の日本は隆起しているので沈没とは逆の動きをしている

2006年7月の映画、草彅剛さんと柴咲コウさんが主演を務めた「日本沈没」の公開により、映画を見た人からの地球科学や防災に関する質問が内閣府によせられたそうです。

東京大学地震研究所では、日本が沈む事はないのですか?という質問に対して以下のような見解を記しています。

太平洋プレートが東側から日本の下に沈みこんだり、南からフィリピン海プレートが沈み込んだりしているので、現在の日本はこれらのプレートに押されて、全体としては盛り上がっています(隆起しています)。ですから、現在の状態が続く限り日本が沈むことはありません。映画では、メガリスの沈降によって日本列島を押していたプレートが日本列島を引っ張ることになり、日本が沈没します。そのようなことになったとしても、沈むためには100万年もの時間がかかります。

内閣府防災情報のページより

また、日本地質学会会長を歴任され、大阪市立大学の名誉教授であった市川浩一郎先生は、日本沈没の小説に興味を持たれていたようで、日本沈没の小説の内容に対しては、数万年で起こる話を一気に縮めたような話だとのコメントを残されています。

 

また、原作者の小松左京さんも、現状の日本はプレートテクトニクスの観点から日本列島は隆起している状態だが、それだと小説として成り立たないので沈没するという方向性にしたので心配しないでほしいとのコメントを残されています。

小松左京さんは少年時代の終戦体験から、日本が経済的に沈没するという恐怖を経験したそうで、そういった経験を元に日本沈没をテーマに小説を書いたともいわれています。

 

このように、東京大学地震研究所と、市川浩一郎先生、原作者の小松左京さんの話を聞く限りでは、数万年~数百万年後にはなるが、日本沈没の可能性はあるという事になりますが、その頃まで人類が存続しているかはわかりませんので、現状過度な心配はいらないという事になりますね。

 

現状の日本の沈没はありえないけど大地震は起こる可能性がある

また、映画のように日本各地で、大地震が一斉に起こる事はあるんですか?という質問に対しては内閣府の防災情報ページには以下の様に記されています。

大地震は滅多に起きません。したがって日本各地で一斉に地震が起きることは事実上ありません。しかし、プレートの沈み込みに伴う地震では隣り合う場所で発生する地震は連動する性質があります。よく知られている例は、1854年の東南海地震で、南海地震とは30時間の間隔で発生しています。北海道の太平洋側で発生する地震も数年から10年程度の間隔で連動する性質があります。ただし北海道と九州の地震というように距離的に離れた地震が連動する例は知られていませんので、ご安心下さい。

内閣府防災情報のページより

プレートの隣り合う場所では、地震発生が連動する事はありえるのですね。

 

例えば、100~150年の間隔南海トラフ地震は、昭和南海地震(M8.0・紀伊半島沖)から80年近くが経過していますから、明日起こってもおかしくない状態だと言われています。

南海トラフ地震は、南海トラフ周辺のプレートの境界に歪(ひず)みがたまって起こる地震です。

現状は、跳ね上がる前にその周辺がバリバリと割れている状態です。あとはどこが震源となるのかが問題とされていて、紀伊水道なら南海地震、静岡・愛知なら東海地震、三重県なら東南海地震となります。

これらがタイムラグで次々と連動して起こったり、あるいは一斉に起こる可能性はあるのです。

 

また、南海トラフ同様に、フィリピン海プレートに圧縮されている相模トラフも一緒に動く可能性があるそうです。

そうなれば南海トラフ地震と関東大地震が同じタイミングで発生し、M9を超えるような巨大地震となってしまうという事はありえます。

 

日本沈没はすぐに起こるという事はありませんが、日本沈没の小説や映画のような大きな地震はいつ起きてもおかしくありません。

日本は地震大国と呼ばれていて、世界の地震発生の約1割が日本域で発生しています。

日本に住んでいる私達は、いつ地震が起きても冷静に対処できるように、普段から防災意識をしっかり保っておいた方が良いという事ですね。

日本沈没した場合、最後に残る場所はあるのか?

原作小説では日本列島はほぼ消滅してしまいますが、北陸地方の白山の石一部が、海面から露出していたようです。

2006年の草彅剛さんと柴咲コウさんが主演を務めた映画では、福島県の会津が沈没を逃れたような描写がされていました。

 

万が一、実際に日本沈没の危機が訪れた場合、残りそうな地域はどこでしょうか。

一説によると、岡山県の吉備高原(きびこうげん)が、沈没の危機を免れる地域として有力なようです。

吉備高原は岡山県を中心に、兵庫県西部から広島県中部に広範囲に広がる(東西約170キロ、南北約45キロ)高原地帯で、標高は約500m~約700mとされていて、高原上には多くの町や村が発達しています。

吉備高原は、近年の研究によって地質学的に安定している場所である事が分かってきました。

なんと、約1億1千万年の間、地殻変動の影響をほとんど受けず、内部でねじれたりゆがんだりせず、一枚岩のような安定した状態が続いてきたことを、岡山大(大学院教育学研究科)の宇野康司教授(古地磁気学)らのグループが突き止めたのです。

 

また、東北大学の教授たちが行った、地震波を使って地球の内部構造を3次元的に解析する「地震波トモグラフィー」と呼ばれる方法での調査結果によると、吉備高原域は深さ20kmまで固い岩盤で作られていることが判明しました。

岡山は地震が少ないと言われる原因のひとつとして、他の地域よりも地盤が安定している可能性が高いという事が挙げられますね。

万が一、実際に日本沈没の危機が訪れた場合、日本の中では吉備高原に逃げたら良いのかもしれませんね。

まとめ

こちらの記事では、日本沈没がありえるのかどうか、現実に起こる可能性や、最後に残る場所がどこなのか調べてみました。

結論として、現状日本は隆起している状態なのですぐに日本沈没するという事は現実的にありえない事がわかりました。

また、将来的に日本沈没が現実になるとしても、それは数万年~数百万年後の事になりそうだとの事です。

ただし、映画のように大地震が連動する事は実際にありえます。

全く隣り合っていないプレートの地震連動の例はないそうですが、南海トラフ地震ではどこが震源となるのかが問題とされていて、紀伊水道なら南海地震、静岡・愛知なら東海地震、三重県なら東南海地震と、これらがタイムラグで次々と連動して起こったり、あるいは一斉に起こる可能性はあるのです。

普段から防災意識をしっかり保っておいた方が良いですね。

 

万が一、日本沈没が起こった場合、最後に残る場所として有力候補に挙がっているのが、岡山県を中心に、兵庫県西部から広島県中部に広範囲に広がる吉備高原(きびこうげん)です。

吉備高原は約1億1千万年の間、地殻変動の影響をほとんど受けず、一枚岩のような安定した状態が続いてきたそうです。

万が一、実際に日本沈没の危機が訪れた場合、日本の中では吉備高原に逃げたら良いのかもしれませんね。